【編集長の視点】TOWは業績上方修正・7期ぶり最高純益更新を見直し割安修正で続伸

編集長の視点

 テー・オー・ダブリュー<TOW、4767>(東1)は、9円高の611円と続伸して始まり、今年2月12日につけた株式分割の権利落ち後安値515円からの底上げを鮮明化している。今年2月8日に上方修正された今6月期業績が、7期ぶりに過去最高を更新することを見直し低位値ごろの割安株買いが増勢となっている。今期配当も、株式分割勘案で実質的に連続増配を予定していることから、高配当利回り買いも交錯している。

■IP力強化による大型新規案件獲得が寄与し配当も実質で連続増配

 同社の今6月期業績は、昨年12月に第2四半期(2Q)累計業績を上方修正したあと、その2Q累計業績発表時の今年2月に今度は6月通期業績を上方修正した。期初予想より売り上げを8億2900万円、営業利益を1億6300万円、経常利益を1億6100万円、純利益を8200万円それぞれ引き上げたもので、売り上げ151億1900万円(前期比12.5%増)、営業利益15億7900万円(同18.3%増)、経常利益15億8300万円(同17.3%増)、純利益10億1200万円(同23.8%増)と連続の2ケタ増と増収増益率を伸ばし、純利益は、2009年6月期の過去最高(8億6400万円)を7期ぶりに更新する。

 同社は、イベント企画運営の大手で、デジタルとリアルを融合・共有させるインタラクティブ・プロモーション(IP)力の強化を進め、このIP案件が、今期2Q累計で前期比27%増と伸び、規模の大きい新規案件の獲得や1件当たり5000万円を超える中大型案件の受注が増加していることが要因となっている。配当は、前期配当を33円(前々期実績28円)に増配し、今期は、昨年6月30日を基準日に実施した株式分割(1対2)を経て20.75円と予定しているが、株式分割を勘案すると41.54円となり、連続増配となる。

■PER13倍台、配当利回り3.4%の割安修正で分割落ち後高値を目指す

 株価は、株式分割の権利取りで1200円高値をつけて1173円で権利を落とし、権利落ち後は、517円安値から今期業績の続伸予想で割安株買い・高配当利回り買いが再燃して権利落ち後高値837円まで61%高してほぼ往って来いとなり、権利付き最終値の理論価格水準を固めている。PERは13倍台、配当利回りは3.40%となお割安であり、再び株式分割落ち後高値837円奪回に弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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