【狙い場・買い場】グローブライドは営業増益継続で割安、スポーツ用品好調、PER、利回りとも割安

狙い場・買い場

 グローブライド<7990>(東1・100株)は、営業増益が続く割安銘柄として注目したい。同社は、釣用品、ゴルフ用品、テニス用品、サイクルスポーツ用品等の製造・販売を行っている。フィッシングブランドの「DAIWA」は、挑戦・独創・革新を象徴するブランドロゴが市場に定着するとともに、デザイン感度の高い新しい顧客層にも視野を広げブランド訴求を進めている。新興国を含めたよりグローバルなステージにおいても、ブランド力の一層の強化を図っている。ゴルフ事業においては、確かな品質の下に上質な大人のゴルフを演出する「ONOFF」と、優れた性能と個性で定評ある「FOURTEEN」が、ともに人気ブランドとしての地位を確立している。テニス、サイクルスポーツといったスポーツ事業も、それぞれのブランドの強みを生かす効果的な戦略で、市場での存在感をさらに高めることに注力している。

 前2016年3月期第3四半期業績実績は、売上高が594億0900万円(前年同期比6.5%増)、営業利益が31億9400万円(同10.0%増)、経常利益が29億2500万円(同3.3%減)、純利益が17億4900万円(同10.6%減)に着地。

 前16年3月期業績予想は、売上高が775億円(前の期比4.5%増)、営業利益が32億円(同13.3%増)、経常利益が28億円(同4.0%減)、純利益が16億円(同0.2%減)を見込んでいる。年間配当予想は27円を予定している。

 株価は、2月1日の年初来高値1597円から4月8日の年初来安値1296円まで調整を挟んで4月22日高値1390円と上昇。ミニゴールデンクロスを示現し、出直る気配を見せている。3月15日に同社連結子会社のダイワ・PTE.リミテッドが、マレーシアに釣具販売会社を設立すると発表。ASEAN市場最大においてフィッシング事業を展開することへの期待感がある。今17年3月期は増収増益、増配含みと観測されており、5月13日に予定される3月期本決算の発表に期待は持てる。前期予想PER9倍台、PBR0.84倍と割安感があり、配当利回り3.2%と利回り妙味もソコソコあり見直し余地も拡がる。決算発表を機にリバウンド相場入りとなるか注目したい。(N)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■60億円の設備投資と記念商品で90年の歴史を祝う  ニッカウヰスキーの創業90周年を機に、アサヒ…
  2. ■12フィートコンテナ80個積載、迅速な物資輸送を実現  センコーグループホールディングス(センコ…
  3. ■主要アパレルブランドのさらなる成長と周辺事業への拡張を目指す  三井物産は6月3日、アパレルブラ…
2024年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■熱中症予防対策で家電メーカーや家電量販店も注目  今週の当コラムでは、「確トラ」と「もしハリス」…
  2. どう見るこの相場
    ■予想可能性相場は意外とロングランとなる可能性も  「一難去ってまた一難」である。前週7月第3週は…
  3. ■割安な6銘柄が33%上昇!今後も高騰期待株続々浮上  東証の集計によれば、2005年以降、今年7…
  4. ■サマーラリー目前!投資家は今こそ2年スパンで考えるべき  「株価は半年先を予測する」といわれる。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る