【話題株】アンジェスは下げたあと切り返す、海外での遺伝子治療薬開発戦略見直しは時間と費用面でプラス

話題株

 アンジェス MG<4563>(東マ・100株)は、海外でのHGF遺伝子治療薬について早期に実用化を目指す目的から開発戦略を変更する。株価は、「マーケットが開発の後退と受け取ったようだ」(中堅証券)ということから、一時、42円安の425円と下げた。しかし、当初計画から申請時期を遅らせることなく、しかも、試験費用を削減することができる点が見直され440円台へ戻している。

 HGF遺伝子治療薬は重症虚血肢(糖尿病等で下肢切断など)を対象としたもので北米中心に被験者の登録を目指しているものだが、登録ペースが想定より遅いため、試験完遂に当初計画より長い時間と費用が必要なため新たな別の臨床試験に切り替え、アメリカの施設に限定して行う。米FDAと協議を開始した。

 同社の山田英社長は、「新たな開発試験を採用することにより開発にかかる時間と費用を削減し、できるだけ早くHGF遺伝子治療薬の実用化を目指す。原稿の第Ⅲ相臨床試験の終了は必要な決定であると判断した。速やかに新たな開発計画を策定する」という。

 また、このほど、森下仁丹との間で子宮頚部前かん治療ワクチン(CINワクチン)について独占的な開発・製造・販売権を許諾することで合意した。正式契約時には、同社は契約一時金を受け取り、商業化に達した時にはロイヤリティ収入を受け取る。

 今年4月20日に943円と4ケタ直前まで値を上げた。信用取引の規制強化もあって調整だが、この水準は狙い場だろう。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■オーダーメイド開発と人材リスキリングで業務変革を伴走支援  ベルシステム24ホールディングス<6…
  2. ■調査件数拡大と効率化で追徴税額1431億円  国税庁は12月、令和6事務年度における所得税および…
  3. ■企業の6.5%がクマ出没による業務影響と回答、宿泊業で4割に迫る  東京商工リサーチ(TSR)は…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  2. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…
  3. ■AI以外に目を向けよ、割安株に潜む上昇機会  1980年代のバブル相場では、産業構造改革で「軽薄…
  4. ■利上げと解散総選挙、日本経済の分岐点迫る  今週は、運命の1月22日、23日が控えている。1月2…
  5. ■上場来高値更新の金先物、産金・再資源化・再販株に資金集結  当コラムでは昨年来、何度も金関連株を…
  6. ■地政学リスクの影が迫る市場、ヘッジ先は金関連株にあり  しばしばニュースで報じられる高齢ドライバ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る