【銘柄フラッシュ】ZMP関連銘柄は一部を除き朝安のあと持ち直しハーツユナイテッドGは0.2%安にとどまる

銘柄

 9日は、12月19日に株式上場を予定していたZMP(東京都文京区・銘柄コード番号7316)が8日の夕方に上場手続きの延期を発表し、協業関係や資本関係のある銘柄が軒並み急落。アートスパークホールディングス<3663>(東2)は前後場とも売り気配のままストップ安の1844円(500円安)を続け、大引けにこの値で売買が成立。しかし、他の関連銘柄はおおむね朝安の後持ち直し、合弁会社を展開するJVCケンウッド<6632>(東1)は朝方9.9%安まで下押したが大引けは5.3%安。人工知能プラットフォームの開発などで連携するテクノスジャパン<3666>(東1)も朝方11.2%安まで下押したが大引けは6.7%安。ハーツユナイテッドグループ<3676>(東1)も朝方の6.3%安を下値に大引けは0.2%安。アイサンテクノロジー<4667>(JQS・売買単位100株)も朝方の8.0%安を下値に大引けは5.6%安まで持ち直した。

 ダイジェット工業<6138>(東1)は9日付でホームページに「第91期中間報告書」をアップし業績回復基調が再確認されたとの見方があり一時ストップ高の30.7%高となり大引けも30.1%高。クボテック<7709>(東1)は引き続き古河電気工業<5801>(東1)などと共同開発の超電導フライホイール蓄電システムなどが言われて4日連続ストップ高の20.7%高。オルトプラス<3672>(東1)は12月7日付で携帯ゲーム機「プレイステーション」を代表する名作RPG「アーク ザ ラッド」の新作開発を担当と発表し2日連続ストップ高の19.7%高。ゴールドウイン<8111>(東1)はウインタースポーツシーズン入りに加え、人口ノクモの糸の素材を用いたアウターを年内にも発売と「四季報」にあるため期待が強まるとされて6.7%高。

 コーセーアールイー<3246>(東2)は四半期業績の大幅増益と業績予想野増額、株式分割の発表が好感されてストップ高の25.3%高。アルプス物流<9055>(東2)は12月に入って安い日が一日しかない続伸基調が続き、11月30日に「第2四半期IRレポート」を発表したことなどが好感され6.7%高の戻り高値。セーラー万年筆<7992>(東2)は今12月期の業績拡大期待が再燃とされ、株価2ケタのため全体相場の底上げに比べて出遅れ感が強まるとされて6.3%高。JFEシステムズ<4832>(東2)は業績拡大基調などが好感されて2.3%高だが4日続伸となり高値を更新。

 メタップス<6172>(東マ)は11月締めの第1四半期業績に注目とされて18.5%高の急伸。イグニス<3689>(東マ)はVR(仮想現実)関連事業での新展開などが好感されて11月に急騰した相場の騰勢第2波とされストップ高の16.6%高。ヘリオス<4593>(東マ)は13.7%高となり、リプロセル<4978>(JQG)との提携などが言われて出直り拡大。

 日本一ソフトウェア<3851>(JQS)はソニー<6758>(東1)グループとのスマートフォン向け新ゲームアプリ制作などが好感されて2日連続ストップ高の18.9%高。テリロジー<3356>(JQS)は新規上場を延期したZMP(東京都文京区・銘柄コード番号7316)も延期の理由が社内の情報セキュリティの再構築だったため、需要増はへの期待などが言われて15.0%高。京写<6837>(JQS)は業績好調で全体相場の底上げに対して出遅れ感が強まるとされて6.9%高の戻り高値更新となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  2. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
  3. ■イネの生育を最大4倍に  シャープ<6753>(東証プライム)は3月21日、プラズマクラスター技…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る