サンコーテクノの第1四半期は、主力商品のあと施工アンカーの売上回復で、増収2ケタ増益

■あと施工アンカーの売上増により、2期連続の減収減益から今期は増収増益と回復に期待が高まる

 あと施工アンカーで業界トップのサンコーテクノ<3435>(東2)の第1四半期は、主力商品のあと施工アンカーの売上回復で、増収2ケタ増益となった。

 18年3月期第1四半期連結業績は、売上高34億92百万円(前年同期比6.8%増)、営業利益1億21百万円(同19.1%増)、経常利益1億21百万円(同28.3%増)、純利益60百万円(同34.6%増)であった。

 同社のセグメント別業績を見ると、各種設備工事の需要回復に伴い、ファスニング事業は売上高26億49百万円(同10.7%増)、セグメント利益2億80百万円(同24.4%増)となった。

 一方の、機能材事業は、アルコール測定器、電子基板関連の販売が好調であるものの、電動油圧工具関連の国内の販売が低調であったこと等から、売上高8億42百万円(同3.9%減)、セグメント利益75百万円(同20.7%減)であった。

 主力商品あと施工アンカーの売上増により、2期連続の減収減益から今期は増収増益と回復に期待が高まる。

 第2四半期業績予想に対する進捗率を見ると、売上高46.5%(前年同期44.9%)、営業利益28.8%(同23.7%)、経常利益28.8%(同23.4%)、純利益22.2%(同17.8%)と今期が全て上回っていることから、上振れも期待出来そうである。

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