不動産株が後場一段高、総じて業績が好調なのに下値圏のため見直し買い

株式市場 銘柄

■大阪・心斎橋で150億円の高額売買と伝えられ連想が波及したとの見方も

 三井不動産<8801>(東1)は5日の後場寄り後に一段と強含んで2545.0円(31.5円高)まで上げ、住友不動産<8830>(東1)も13時過ぎに一段高の3723.0円(36.0円高)となって出直り幅を広げている。大阪・心斎橋の不動産で150億円という高額な売買が行われ、不動産の利回り追求が東京以外にも広がっていると同日朝の日経速報ニュースが伝え、連想買いが波及したとの見方が出ている。

 三菱地所<8802>(東1)も後場一段と強含み、2014.0円(19.0円高)をつけて出直っている。三菱地所は先の第2四半期決算発表で3月通期の業績・配当見通しを増額修正した。不動産各社は総じて業績が好調であるにもかかわらず、株価は下値圏にあるため、先の四半期決算で業績の好調だった銘柄を見直す動きに乗りやすいとの見方がある。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  2. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…
  3. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  4. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  5. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  6. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る