JトラストG:四国銀行と業務提携・顧客の海外進出支援で

■Jトラスト銀行利益拡大へ~攻めの営業視野に布石

 金融事業中心に事業展開するホールディングカンパニーJトラスト<8508>(東2)と同社の連結子会社であるJトラストインドネシア銀行(PT Bank JTrust Indonesia Tbk.以下Jトラスト銀行)は、このたび四国銀行(東1)<8387>との間で、取引顧客の海外進出支援サービスに関する業務提携契約を本日1月10日付で結んだ。

 Jトラストグループは、既に東南アジアでリテール・ファイナンスに注力した事業での成長目指し積極的な事業展開を進めている。
 特に、インドネシアにおいては、長期間にわたって預金保険機構の管理下にあったインドネシアの商業銀行(現Jトラスト銀行)を取得し、韓国での貯蓄銀行を再生させた経験を活かして銀行再生に取り組んでいるが、財務体質の改善を図り営業力強化を推進するなど、銀行再生を加速させることに成功している。

 Jトラスト銀行としては、このような順調な推移を、ようやく利益拡大へ向けての基盤が整備されたと判断するとともに、今後は「攻め」の営業に転じることを明確にしたものである。

■日本・インドネシア間~ビジネスサポートを強力に推進
 Jトラストでは今後の事業展開等について、「日系独資では唯一のインドネシアの銀行として、日本とインドネシア間のビジネスサポートを強力に推進することで、新規顧客獲得にも注力する方針である。今回の四国銀行との業務提携もその一環として重視しており、同行に対しても、今後、同行及び同行顧客に向けて、インドネシアの経済・投資環境、税制、法規制等に関する情報の提供や、ビジネスマッチング支援、さらにJトラスト銀行の各種金融サービスの提供を通じて、積極的に日本企業のインドネシアへの進出サポートを行う。」と話している。
 なお、今後の見通しについては、グループの連結業績に与える影響は、当面軽微と考えていると話している。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る