マックハウス、ゼロフィールドと暗号資産事業で協業、保有とマイニングの両輪戦略

ビジネス 万年筆 メモ

■ビットコイン半減期を見据え、中長期成長モデルを構築

 マックハウス<7603>(東証スタンダード)は7月4日、トリプルアイズ<5026>(東証グロース)の100%子会社ゼロフィールド(東京都港区)と暗号資産事業に関する基本契約を締結した。ゼロフィールドは国内トップシェアを誇る暗号資産マイニング事業者であり、マックハウスはアパレル業界から脱却し、中長期的な企業価値の向上を目指して暗号資産分野に本格参入する。今後、暗号資産の「保有」と「発掘」を両輪とした戦略で、持続的な成長を模索していく構えだ。

 近年、ビットコイン現物ETFの承認や機関投資家の資金流入などにより、暗号資産市場は急成長している。マイニング事業においては、電力コストや環境リスクの管理が重要とされるが、ゼロフィールドは国内外に保有するデータセンターを活用し、安定した稼働と高い収益性を確保している。同社は年間投資利回り150%超を実現し、今後は200%超も視野に入れるという。

 今回の協業では、暗号資産の取得・保有に加え、自社マイニング機材による発掘も推進し、価格変動リスクの軽減を図る。今後は拠点運用や暗号資産購入のタイミング、NFTやブロックチェーンサービスへの展開、ESG対応など、多角的な施策が進められる予定だ。秋頃にはビットコイン半減期による市場変動も予想されており、マックハウスはこの機を逃さず、暗号資産を軸とした成長モデルの確立に注力する方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  2. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…
  3. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  4. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  5. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  6. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る