【株式市場】年前半の決算を終えた海外勢が復帰の見方あり日経平均は大きく回復

株式

◆日経平均の終値は2万2270円39銭(1円38銭安)、TOPIXは1727.00ポイント(4.45ポイント安)、出来高概算(東証1部)は14億株

チャート6 28日後場の東京株式市場は、ソニー<3858>(東1)が一段とジリ高傾向を強めて年初来の高値に進み、海外投資家が6月決算にメドをつけて出動開始との見方などが言われた。また、米国の時間外取引で株価指数の先物が上げているとされ、日経平均は前引けの水準(94円19銭安の2万2177円58銭)から徐々に強含み、14時過ぎには一時27円62銭高(2万2299円39銭)まで浮上する場面があった。大引けは、わずか1円安だが2日続落。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も小安いが大きく回復した。

 後場は、原油高を受けて引き続き石油資源開発<1662>(東1)などが高く、プラント解体のベステラ<1433>(東1)、健康食のシルバーライフ<9262>(東マ)も高い。アンジェス<4563>(東マ)は認可迫るなどの憶測が言われ突如急伸。共同ピーアール<2436>(JQS)は6月末の株式3分割により投資金額が低下したことなどが言われて続伸。

 東証1部の出来高概算は14億株(前引けは6億8334万株)。売買代金は2兆3501億円(同1兆625億円)。1部上場2092銘柄のうち、値上がり銘柄数は725(同438)銘柄、値下がり銘柄数は1289(同1586)銘柄。

 また、東証33業種別指数は11業種(前引けは7業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、金属製品、ゴム製品、非鉄金属、輸送用機器、電気機器、海運、繊維製品、などとなった。(HC)

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