ASIAN STARの第2四半期連結業績は、戸建て事業が順調なことから、大幅増収増益で着地

■売上高は22億13百万円(前年同期比130.7%増)と大幅増収

 10日に発表されたASIAN STAR<8946>(JQS)の第2四半期連結業績は、戸建て事業が順調な伸びを見せたことから、大幅増収増益で着地した。

 18年12月期第2四半期連結業績は、売上高22億13百万円(前年同期比130.7%増)、営業利益71百万円(同106.2%増)、経常利益66百万円(同340.9%増)、純利益66百万円(前年同期0円)となった。

■不動産販売事業ではレジデンス2棟の引渡しを完了

 主力となる不動産販売事業は、戸建事業が順調な伸びを見せたことに加え、レジデンス2棟の引渡しを完了したことから、売上高16億27百万円(同365.4%増)、営業利益49百万円(前年同期03百万円)となった。

 不動産管理事業は、前期中に終了したプロジェクトがあったことなどにより、売上高2億25百万円(前年同期比8.2%減)、営業利益1億円(同0.7%減)であった。

 不動産賃貸事業は、レジデンス2棟の売却に伴う家賃収入の減少、自社保有の駐車場における機械装置等の修繕の発生などにより、売上高2億46百万円(同3.8%減)、営業利益21百万円(同55.0%減)。

 不動産仲介事業は、前期から引き続き堅調に推移したが、人件費の上昇などにより、売上高1億14百万円(同5.8%増)、営業利益39百万円(同2.6%減)となった。

 以上のように、不動産販売事業が好調であったことから、他の3事業の減益をカバーし、大幅増益となった。

■通期予想利益をすでに上回る

 第2四半期で、通期予想利益をすでに上回っているが、通期に関しては、当初予想を据え置いている。

 ちなみに、今期18年12月期通期連結業績予想は、売上高32億28百万円(前期比86.5%増)、営業利益70百万円(同33.2%増)、経常利益55百万円(同69.0%増)、純利益33百万円(前期02百万円)を見込む。

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