【新技術Now】ベステラが原子力発電所などのトランスを効率解体する特許を出願

新製品&新技術NOW

■日立プラントコンストラクションと共同で従来より工期やコストなど優位

 各種プラント解体工事などのベステラ<1433>(東1)は10月5日、日立製作所<6501>(東1)グループの株式会社日立プラントコンストラクションと共同で、原子力発電所などにあるトランス(変圧器)を効率的に解体するための方法や冶具・装置などを特許として共同で出願したと発表した。株価は1577円(97円高)まで上げている。

 このたび出願した特許は「トランス解体方法並びにトランス解体用冶具、及びトランス解体用切断装置」。原子力発電所の構内は、プラント設備の中でも最も高い安全基準を要求される設備の一つであり、トランス(変圧器)の解体に関しても、火気を一切使わずに解体することが求められている。出願した方法は、火気を全く使わずに高い安全性を確保していることはもちろん、従来の工法と比較して工期やコストの面でも優位性があり、他の用途においても活用できるものと考えているとした。

 両社は、日本国内における原子力発電設備の解体にかかわる需要の高まりが予測される中で、両社の技術を共同で提供していくため、2018年7月6日に業務提携を行った。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る