インフォマート、「メニューPlus」と「規格書」連携でアレルギー情報自動反映へ

■多店舗対応や手入力ミス防止、最新情報を自動更新する仕組みを導入

 インフォマート<2492>(東証プライム)は9月24日、飲食店向けメニュー管理クラウド「メニューPlus」と商品規格情報を管理する「BtoBプラットフォーム規格書」が連携したと発表した。これにより、両サービスを利用する事業者は、商品規格書に登録されたアレルギー情報を自動で「メニューPlus」に反映でき、メニュー単位での確認・管理が可能となった。従来は別途画面での確認が必要だったが、連携により手入力の負担やミスを防ぎ、効率的な管理を実現する。

 同サービスは、すでに「BtoBプラットフォーム受発注」と連携し原価管理を支援しており、今回の拡張でレシピ作成・原価管理・アレルギー情報の一元管理が可能となった。背景には、インバウンド需要の回復や食の安全・安心に対する意識の高まりがある。多店舗展開企業では、店舗ごとの商品差異に応じた原価やアレルギー情報を一括管理でき、最新情報への自動更新アラートも活用できる仕組みが導入される。

 インフォマートは今後も機能強化を進め、飲食業界のDX推進と「食の安心・安全」確保に貢献する方針だ。同社は1998年創業以来、企業間取引における受発注・請求業務の効率化を担うクラウドサービスを提供し、主力の「BtoBプラットフォーム」は利用企業120万社超、年間総流通金額62兆円以上を記録している。今回の連携は、食品業界におけるデジタル標準化と効率化をさらに加速させるものとなる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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