あすか製薬が大幅続伸、業績予想の増額修正など好感される

株式市場 銘柄

■従業員インセンティブ・プラン「従業員持株ESOP信託」も発表

 あすか製薬<4514>(東1)は2月5日、2日続けて大きく出直って始まり、取引開始後に9%高の1292円(110円高)まで上げて戻り高値に進んでいる。4日16時に第3四半期決算と今期・2019年3月期の通期連結業績予想の増額修正などを発表し、注目されている。

 第3四半期の連結決算(18年4~12月累計)は減収減益だったが、3月通期の連結業績見通しは、研究開発費の一部ずれ込みや、販売費・一般管理費の減少予想などから、営業利益は従来予想の2倍の20.0億円に、純利益は同60%増の16.0億円に修正した。増額後の予想1株利益は56円66銭。

 また、従業員への福利厚生制度をより一層充実させることなどを目的に、従業員インセンティブ・プラン「従業員持株ESOP信託」の導入も発表した。これにともない、同信託の共同受託者である日本マスタートラスト信託銀行を引受先として、第三者割当による自己株式処分を行うとした。(HC)

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