アンジェスが900円台を回復し、販売延期による下落前の水準を奪回

■国内初の遺伝子治療薬、「何かあるのでは?」と注目集まる

アンジェス<4563>(東マ)は8月26日、3日続伸基調となり、6%高の915円(50円高)まで上げて5月7日以来、約4ヵ月ぶりに900円台を回復した。3月に条件期限付承認を取得した国内初の遺伝子治療薬、DNAワクチン技術を用いたエボラ出血熱抗血清製剤の開発など期待材料があり、全体相場が大幅安となる中で材料株として注目されている。

 国内初の遺伝子治療薬については、5月14日付で「販売予定時期の延期」を発表。株価は以後、700円をはさんで一進一退の底練り商状となってきた。しかし、26日は発表直前の株価(5月13日の終値838円)を上回った。このところ値動きに変化が出てきており、「何かあるのでは?」(市場関係者)と思惑視する様子がある。大型の期待材料を背景に、値動きそのものが注目を集めるようだ。(HC)

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