テクマトリックスの20年3月期第2四半期は、2ケタ増収大幅増益

■通期連結業績予想の上振れも期待できる

 テクマトリックス<3762>(東1)の20年3月期第2四半期は、2ケタ増収大幅増益となった。

 同社は、18年5月22日に発表した中期経営計画「GO BEYOND 3.0」の中核的事業戦略として、クラウド関連事業の戦略的・加速度的推進、セキュリティ&セイフティ(安全と安心)の追求を掲げ、継続的に実行している。

 更に、追加的な戦略として、事業運営体制の多様化(資本提携、業務提携、大学・研究機関との連携、オープンイノベーション)、サービス化の加速(全事業領域)、データの利活用(ビッグデータ解析、AIの利用を含む)、BtoC(消費者向けビジネス)への参入、海外市場での事業を加速(市場探査モードから次のステップへ)、事業運営基盤の強化(グループ横断・事業部門内での人財や技術の有効活用、各分野の融合による新しい価値の創出、人財への投資と次世代の育成、企業理念に基づく採用・育成・評価・リテンション)、M&A(金庫株の活用を視野)を加え、積極的に新しいビジネスの立ち上げを行い、IT需要の変化を先取りする取り組みを行った。

 その結果、第2四半期連結業績は、売上高138億円(前期比13.9%増)、営業利益13億43百万円(同42.3%増)、経常利益13億39百万円(同50.8%増)、純利益8億71百万円(同48.8%増)となった。

 第2四半期が好業績であったが、通期連結業績予想は据え置いている。

 しかし、進捗率を見ると売上高51.5%(前期47.7%)、営業利益54.6%(同39.0%)、経常利益54.4%(同37.8%)、純利益54.4%(同39.8%)となっていることから、上振れが予想される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る