綿半HDの第2四半期は新たな3社の寄与・増税前特需などにより増収増益

■今期は5期連続で過去最高益を更新する見通し

 綿半ホールディングス<3199>(東1)は31日、2020年3月期第2四半期連結業績を発表した。

 業績は、売上高が前年同期比19.8%増の588億46百万円、営業利益が同2.8%増の9億34百万円、経常利益が同3.5%増の10億13百万円となった。また、前期に事業用資産の売却に伴い法人税などが減少したことなどが影響し、四半期純利益が同16.6%減の5億51百万円となった。

 小売事業は、売上高が前年同期比24.4%増の394億38百万円、営業利益が同34.2%増の8億77百万円だった。新たに3社を連結子会社化したことや消費税増税前の駆込み需要、チラシの削減などが寄与した。

 建設事業は、売上高が前年同期比8.1%増の164億45百万円、営業利益が同87.7%減の60百万円だった。立体駐車場の受注・工事ともに順調に進捗したが、利益面では、鋼材価格の高騰や採算性の低い物件の増加に加え、自動溶接ロボットとCAD図面の連携に不備が生じたことが影響した。

 貿易事業は、売上高が前年同期比34.4%増の28億21百万円、営業利益が同99.7%増の5億27百万円と順調に推移した。一部利益率の高い商品の販売が前倒しとなった。

 2020年3月期業績予想は、前回予想を据え置き、売上高は1142億45百万円(前期比7.3%増)、営業利益は26億73百万円(同13.0%増)、経常利益は28億11百万円(同12.2%増)、純利益は16億40百万円(同1.7%増)、5期連続で過去最高益を更新する見通しとしている。

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