綿半HDの第3四半期はインターネット通販の拡大・順調な工事進捗などにより増収大幅増益

■株主優待制度の変更も発表

 綿半ホールディングス<3199>(東1)は30日、2020年3月期第3四半期連結業績及び株主優待制度の変更を発表した。

 業績は、売上高が前年同期比15.6%増の899億91百万円、営業利益が同36.2%増の19億97百万円、経常利益が同33.4%増の21億円、四半期純利益が同26.3%増の12億66百万円となった。

 小売事業は、売上高が前年同期比18.5%増の593億9百万円、営業利益が同39.6%増の15億47百万円だった。インターネット通販の売上拡大や収益力向上の取り組みが奏功した。

 建設事業は、売上高が前年同期比7.5%増の260億58百万円、営業利益が同42.6%減の4億7百万円だった。立体駐車場の工事ともに順調に進捗したが、利益面では、一部大型工事の採算性の低下や鋼材価格の高騰鋼材価格の高騰に加えて、自動溶接ロボットとCAD図面の連携に不備が生じたことが影響した。

 貿易事業は、売上高が前年同期比32.8%増の44億13百万円、営業利益が同87.0%増の8億17百万円と順調に推移した。販路拡大と一部利益率の高い商品の販売が前倒しとなった。

 2020年3月期業績予想は、前回予想を据え置き、売上高は1142億45百万円(前期比7.3%増)、営業利益は26億73百万円(同13.0%増)、経常利益は28億11百万円(同12.2%増)、純利益は16億40百万円(同1.7%増)、5期連続で過去最高益を更新する見通しとしている。

 なお、同日に同社株式の長期的な保有を目的に株主優待制度の変更を発表した。内容は、毎年9月30日現在の株主名簿に100株以上が記録されていることに加え、継続保有を条件として追加するとした。 継続保有は、毎年4月1日から9月30日までの任意の日および9月30日に株主名簿を確認し、100株以上が記録されていることが条件で、変更時期は2020年9月30日を基準日とする株主優待制度から実施する。

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