スバル興業は配当金の基準倍増や2ケタ増収増益が好感され後場プラス転換

■1株当たり年間配当のベースを100円から200円に変更

 スバル興業<9632>(東1)は3月13日の後場、じかんとともに回復傾向となり、13時40分過ぎに6350円(150円高)まで上げて前日比プラス圏に浮上した。

 12日の夕方、配当政策の変更などを発表し、これまでの「1株当たり年間100円の配当をベースに」してきた基準を同じく「年間200円」に改めるとした。2021年1月期(20年10月に支払う予定の中間配当金)より適用し、中間配当金、期末配当金とも1株当たり各100円の予定とした。

 配当基準を倍増させた要因としては、新たな3か年計画≪中期経営戦略2019-2022 TRY!2022≫を策定し、売上高280億円、営業利益35億円の目標に向かい取り組んだところ、1年目において営業利益の目標数値を上回ることができたこと、など。

 同時に発表した2019年度(20年1月期)の連結決算は、売上高が272.11億円(前期比8.1%の増加)となり、営業利益は40.90億円(同33.6%の増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は31.77億円(同74.6%の増加)となった。

 今期・21年1月期の連結業績予想は、売上高を269.20億円(前期比1.1%減)とし、営業利益は38.50億円(同5.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は25.50億円(同19.7%減)、1株利益は992円08銭。(HC)

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