テクマトリックスの20年3月期は好調で、2度の上方修正を発表しているように、最高益更新で着地

◇20年3月期は僅かだが、1日発表の数字をさらに上回る

 テクマトリックス<3762>(東1)は、11日引け後、20年3月期連結業績を発表した。20年3月期は好調で、2度の上方修正を発表しているように、最高益更新で着地した。2度目は5月1日に通期業績予想の上方修正を発表している。今回発表された20年3月期は僅かだが、1日発表の数字をさらに上回っている。

 今回発表された業績は、売上高285億53百万円(前年度比12.3%増)、営業利益30億28百万円(同25.2%増)、経常利益30億18百万円(同28.3%増)、純利益18億63百万円(同26.7%増)となった。

 コロナウイルスの影響で、2月、3月に業績が不振になる企業が多い中で、上方修正を発表するほど好調であった。

 背景には、第4四半期に、グループ企業のクロスヘッドが在宅ワークソリューションサービスの提供を開始したことと、同じくグループ企業の沖縄クロスヘッドが中小企業向けリモートワーク向けのサーバーの提供したことが業績に貢献したものと思われる。

 しかし、21年3月期業績予想については、新型コロナウイルスによる影響を現段階において合理的に算定することが困難であることから未定としている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る