日本板硝子は「抗ウイルスガラスの開発を加速」が注目され3月以降の高値に顔合わせ

■英政府機関より助成金を獲得と8日発表

日本板硝子<5202>(東1)は6月9日、続伸基調で始まり、取引開始後に497円(8円高)まで上げて昨8日につけた3月以降の高値に顔合わせとなっている。

 8日付で「抗ウイルスガラスの開発を加速(新型コロナウイルスに関する研究で英国政府機関より助成金を獲得)」と発表し、注目されている。

 発表によると、同社の抗ウイルスガラス開発プロジェクトは、自社グループで開発した特殊なコーティングにより、ガラス表面に付着したウイルス量を低減させる製品の開発を行っている。特に抗ウイルス機能として新型コロナウイルスに関する評価試験を進めている。

 このほど、同プロジェクトが、英国のイノベーション産業助成機関「イノベートUK」主催の「新型コロナウイルス感染症緊急対応イノベーション基金」の公募に参加し、助成金を獲得した。(HC)

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