エーザイが次第高、アルツハイマー病薬候補を欧州医薬品庁が受理と発表し注目再燃

■脳内アミロイドベータ(Aβ)除去し本源的な治療薬になる期待

 エーザイ<4523>(東1)は11月2日、時間とともに強含む展開となり、9時40分にかけて8215円(126円高)まで上げて反発幅を広げている。

 前週末取引日・10月30日の夜、「アデュカヌマブ、アルツハイマー病治療薬として欧州医薬品庁への販売承認申請が受理」と発表。承認されればアルツハイマー病の臨床症状の悪化を抑制し本源的な変化をもたらす可能性を持つ、初めての治療薬になるとし、注目再燃となった。

 発表によると、「アデュカヌマブ」は、AD(アルツハイマー病)による軽度認知障害および軽度ADを対象とした臨床試験において、脳内アミロイドベータ(Aβ)の除去と臨床症状の改善を示した。

 共同開発ライセンス契約に基づきNeurimmune社から導入された。2017年10月からバイオジェンとエーザイが全世界的にアデュカヌマブの開発ならびに製品化を共同で実施している。(HC)

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