【特集】「冬支度」銘柄に注目!厳冬が厳冬になるほど買いチャンス

日インタビュ新聞ロゴ

特集 今週の当特集は、年内残り2カ月、仮に「冬の嵐」があっても首をすくめてやり過ごせる耐性のある銘柄に注目することとした。折から霜月11月、立冬間近で寒さが本格化してくる。「冬支度」銘柄登場の舞台も整う。すでにこの「冬支度」銘柄では、鍋関連のユタカフーズ<2806>(JQS)、ダイショー<2816>(東2)、エバラ食品工業<2819>(東1)、ショクブン<9969>(東2)などが業績を上方修正したが、さらに業績上ぶれの「ワンスモア」催促も強まりそうだ。同じく「冬支度」銘柄のアスレジャー関連株とともに、厳冬が厳冬になるほど買いチャンスとなるはずでマークしたい。

■鍋関連株に上方修正が続くがなお巣ごもり消費のサポート

 鍋関連のユタカフーズ、ダイショー、エバラ食品の3銘柄は揃って今年10月28日に業績の上方修正を発表し、株価は上値を伸ばしたものの前週末にはほぼ往って来いとなる限定的な反応にとどまった。しかし、新型コロナウイルス感染症の感染者が、国内でも再び拡大に転じており巣ごもり消費の一段の高まりは想定の範囲内となるもので、しかも寒気の強まりとともにユタカフーズの鍋つゆ、ダイショーの鍋スープ、エバラ食品のポーション調味料などに関連需要が拡大し、業績と株価にインパクトを与える可能性もある。前週末30日大引け後に業績を上方修正したショクブンともども要ウオッチである。

 同様に関連株としてきのこ類の雪国まいたけ<1375>(東1)、ホクト<1379>(東1)、「カニかまぼこ」の一正蒲鉾<2904>(東1)、包装餅のサトウ食品<2923>(東2)、野菜・食材宅配のオイシックス・ラ・大地<3182>(東1)、ショクブン<9969>(東2)、産直野菜の委託販売の農業総合研究所<3541>(東1)、カセットコンロのガスボンベの岩谷産業<8088>(東1)、キッチン用品の中山福<7442>(東1>なども外せない。このうち雪国まいたけは、今年9月に再上場され株価は、公開価格(2200円)も初値(2100円)も下回っており、再上場後の初決算となる11月5日発表予定の今3月期第2四半期業績の動向が注目を浴びよう。

■アスレジャー関連株は新業態店や新PBブランドが人気増幅

 冬支度関連のアスレジャーでは、本命は自家発熱素材「ヒートテック」のファーストリテイリング<9983>(東)だろう。これに続くのが新業態店「ワークマンプラス」で大きくイメージ・チェンジし高人気化し、いままた新業態店「ワークマン女子」をオープンしたワークマン<7564>(JQS)となる。

 さらにプライベートブランドのアスレジャーを展開のしまむら<8227>(東1)、定番のアスレジャー・ブランドを誇るスノーピーク<7816>(東1)、ゴールドウイン<8111>(東1)なども切磋琢磨、アスレジャー市場も盛り上がりをサポートしよう。

【関連記事情報】
【どう見るこの相場】フィニッシュはコロナ禍の「ピンチをチャンス」の耐性クラスター株で冬支度

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■使途不明の企業借入金が2割超に、金融機関の貸出にも影響  東京商工リサーチが実施したアンケート調…
  2. ■日常会話とオリジナルストーリーを楽しめる新感覚サービス  博報堂DYホールディングス<2433>…
  3. ■国内最大規模のダンスミュージックフェス、公式チケット先行受付開始  GMOインターネットグループ…
2024年9月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■オーナーチェンジと成長するJリーグ、投資機会広がる  秋の到来とともに、スポーツ界では「天高く馬…
  2. ■優勝争いにオーナーチェンジも絡むJリーグ関連株に先手妙味  秋の諺で「天高く馬肥ゆる秋」がある。…
  3. どう見るこの相場
    ■「暑さ寒さも彼岸まで」は幻想?  「暑さ寒さも彼岸まで」とは、気象上の諺である。さしものの猛暑や…
  4. ■9月相場を制するのは高配当株!安定収入と株価上昇の両立を目指す  9月の株式市場は、日米の政治情…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る