【狙い場・買い場】日本駐車場開発は日本スキー場開発の上場で注目高まる、今期3ケタ増益

狙い場・買い場

日本駐車場開発<2353>(東1)は、ミニゴールデンクロスを示現。今期配当予想の増額を発表しており、高値奪回が期待されることから注目したい。

同社グループは、関わる人全てがハッピーなビジネス「ハッピートライアングル」という経営理念に基づき、駐車場オーナー、駐車場ユーザー、そして社会にとってメリットのあるソリューションを提供することが自らの使命であるという認識のもと、常に先進的な駐車場サービスの提供に取り組んでいる。

駐車場に関するコンサルティングを中心とする、不稼動駐車場の有効活用による直営事業、不稼動駐車場に優良顧客を誘致するリーシング事業、駐車場運営を代行するマネジメント事業、および駐車場のデューデリジェンスやリニューアルコンサルティング、収益物件としての駐車場仲介等を行うVAサービス事業等を運営しているほか、平成17年12月に設立した日本スキー場開発株式会社が新たなビジネスとしてスキー場再生事業を行っている。

今2015年7月期第3四半期業績実績は、売上高136億6800万円(前年同期比14.7%増)、営業利益25億5700万円(同16.1%増)、経常利益28億8800万円(同20.3%増)、純利益32億0100万円(同2.1倍)と大幅増収増益着地。

通期業績予想は、売上高171億円(前期比13.1%増)、営業利益26億円(同11.4%増)、経常利益29億円(同11.9%増)、純利益34億円(同2.2倍)を見込む。年間配当は子会社の日本スキー場開発株式会社の上場記念配当を実施することから、従来予想の期末一括3円から3.3円(同0.8円増)に増額する予定。

株価は、日本スキー場開発の上場を手がかりに4月17日に年初来高値223円と上昇。5月7日安値176円まで短期調整を挟んで5月13日高値199円と買い直された後、モミ合っている。国内最大級の貸会議室検索ポータルサイトを運営している、株式会社ジェイ・エム・エーの株式をこの5月に取得し子会社化。月極駐車場検索ポータルサイト「日本駐車場検索」と連携を図り事業を拡大することへの期待感が高まっており、高値奪回となるか注目したい。(N)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る