マルマエが2018年以来の高値に迫る、業績好調で米半導体株高を受け注目再燃

■3月下旬、今8月期の業績予想を大幅に増額修正

マルマエ<6264>(東1)は4月2日、時間とともに上げ幅を広げ、取引開始から約1時間後の午前10時には8%高の1458円(114円高)まで値上がりした。今年1月につけた2018年以来の高値1530円に向けて上値を追っている。

 半導体製造装置向けの精密加工メーカーで、3月30日に業績予想の大幅な増額修正を発表するなど業績は好調。米国の大型インフラ整備計画に半導体産業の強化が盛り込まれたことなどを受け、1日の米国株式市場で半導体株指数SOXが1ヵ月半ぶりに最高値を更新したため注目が再燃する形になった。

 3月30日の15時、今期・2021年8月期の業績予想の大幅な増額修正を発表し、売上高は前回予想を6.0%上回る49.80億円の見込み(前期比13.5%の増加)に見直し、営業利益は同じく30.8%上回る10.20億円(同13.8%の増加)に見直した。各利益とも前期比で増益に転換する。

 半導体分野の市場が過去最高水準の活況であることと、FPD分野でも市場が急回復し受注が増加していること、その他分野でも太陽電池製造装置向けの受注があったことなどが要因とした。(HC)

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