アーバネットコーポレーションは新株式発行で調達した資金に残額が発生したため借入金の返済に充当

アーバネットコーポレーション 3242

■開発費用の圧縮や投資内容の見直しにより8.5億円を財務基盤強化に充てる

 アーバネットコーポレーション<3242>(JQS)は6月17日の取引終了後、2019年12月の新株式発行及び株式の売出しによって調達した資金(手取概算額合計19億9256万9520円)に残額が848百万円生じたため、財務基盤強化を図るため、同額を既存の賃貸用不動産に係る長期借入金の返済の一部に充当すると発表した。

 18日の株価は320円(前日比変わらず)で始まり底堅い展開となっている。

 発表によると、調達した資金については、ホテル事業における開発資金の一部並びに設備追加資金の一部に充当する予定だったが、開発費用の圧縮やコロナ禍を踏まえた投資内容の見直しを図った結果、ホテル事業に関する充当額は当初予定額を下回ることとなった。

 また、賃貸用不動産の取得についても、都心の不動産物件の価格高騰が続いており、同社の投資用ワンルームマンションの開発立地にある収益物件の取得が困難を極めたことから、21年6月末までの賃貸用不動産取得への充当額は当初予定額を下回った。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る