ニプロは新型コロナワクチン「3回接種」が買い材料視され反発相場

■ファイザーのワクチン1瓶から7回採液できる注射器を量産し連想波及

 ニプロ<8086>(東1)は8月2日の後場、1377円(20円高)で始まり、前場の一時1384円(27円高)に続いて反発相場となっている。河野行革相が、新型コロナワクチンについて、来年に3回目の接種が必要になる見通しを語ったと伝えられ、新型コロナワクチン用の使い捨て注射器を生産する同社に連想が波及している。

 同社は2021年5月、「新型コロナワクチンをより効率的に接種可能な『ニプロVAシリンジ(25mm25Gタイプ)」』の販売を同月31日に開始すると発表済み。「薬剤の残る先端部分(デッドスペース)は、従来型通常シリンジの15分の1(約0.002mL)程度であり、当社社内検証では、ファイザー株式会社製の新型コロナワクチン1瓶と同じ量の薬液から7回の採液が可能なことを確認」し、5月1日から大館工場(秋田県大館市)にて本製品の商用生産を始めたとした。なお、同市は「ハチ公」の秋田犬の発祥地として知られている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  2. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  3. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  4. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…
  5. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  6. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る