【どう見るこの株】昭栄薬品は下値切り上げ、22年3月期小幅減益予想だが上振れ余地

どう見るこの株

 昭栄薬品<3537>(JQ)は、天然油脂由来のオレオケミカルや界面活性剤などを主力とする化学品専門商社である。22年3月期は需要堅調で増収だが、販管費増加などで減益予想としている。ただし上振れ余地がありそうだ。なお新市場区分への移行について、9月17日にスタンダード市場選択決議と申請を発表している。株価は小幅レンジでモミ合う形だが徐々に下値を切り上げている。モミ合いから上放れて出直りを期待したい。

■天然油脂由来の化学品専門商社

 オレオケミカル(天然油脂由来の油脂化学品)や界面活性剤を主力とする化学品専門商社である。セグメント区分は化学品事業(21年3月期売上高構成比89%)、日用品事業(同5%)、土木建設資材事業(同6%)としている。

 高度な専門性や圧倒的な情報力を活用して、顧客に対して高付加価値ソリューションを提供している。需要先は幅広く、化学品事業の得意先は国内外合計700社超である。

■22年3月期小幅減益予想だが上振れ余地

 22年3月期連結業績予想は、売上高が21年3月期比2.9%増の175億20百万円、営業利益が3.4%減の1億52百万円、経常利益が2.5%減の3億05百万円、親会社株主帰属当期純利益が9.9%減の2億14百万円としている。

 需要が堅調に推移して増収(化学品事業が2.8%増収、日用品事業が1.8%減収、土木建設資材事業が7.8%増収の計画)だが、販管費の増加で小幅減益予想としている。

 第1四半期は、売上高が前年同期比23.5%増の50億76百万円、営業利益が10.3%減の28百万円、経常利益が15.4%減の45百万円、親会社株主帰属四半期純利益が35.3%減の21百万円だった。販管費の増加などで減益だが、需要が好調に推移して大幅増収(化学品事業が25.9%増収、日用品事業が2.7%増収、土木建設資材事業が5.2%増収)だった。

 第1四半期の利益進捗率は低水準の形だが、需要が想定以上に好調であり、通期予想に上振れ余地がありそうだ。収益拡大を期待したい。

■株価は下値切り上げ

 株価は小幅レンジでモミ合う形だが徐々に下値を切り上げている。モミ合いから上放れて出直りを期待したい。9月17日の終値は1016円、時価総額は約36億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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