アイリッジがLINEミニアプリ「QB HOUSE」を開発支援

■2022年夏にはスタイリスト向けアプリとCRMを追加開発

 アイリッジ<3917>(東マ)は、キュービーネット(東京都渋谷区)が12月24日からヘアカット専門店「QBハウス」の顧客向けに提供開始したLINEミニアプリ「QB HOUSE」の開発を支援した。「QB HOUSE」は同日新規オープンする「サミット横浜岡野店」での運用を開始した後に、2022年夏頃を目処に新たに開発予定のスタイリスト向けの顧客カルテアプリやCRMシステムと連携の上、国内に500以上展開する全店舗での運用を目指す。

 「QB HOUSE」LINEミニアプリは、QBハウス利用でLINE上のスタンプカードにスタンプがたまり、たまったスタンプを店頭で使えるクーポンに交換できるアプリである。同アプリでカット履歴も確認できるため、来店頻度を一定に保ち清潔感ある身だしなみがキープできる。スタンプカードはカット後にスタイリストが提示するQRを読み取るだけで情報入力等の必要がなく利用開始できる。その後会員登録をすることでクーポンが利用できる。アプリ提供開始時点ではアプリ利用開始でもらえる100円引きクーポンのみで運用を開始し、その後利用状況を見ながらスタンプカードとリピートクーポンの運用も開始の予定である。

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、QBハウスの来店数が落ち込む中にあって、同社では、店舗横断で管理できる顧客カルテや顧客データベース等を運用していなかった。そのために、顧客の属性情報やカット情報、満足度情報などのデータを追える環境づくりが急務となった。

 そこで、スピーディーな顧客体験を損なわず利用できるLINEミニアプリを使った顧客向けアプリと、iOS/Android上にスクラッチ開発で作り込めるスタイリスト向け顧客カルテアプリ、その両アプリからの情報を管理する顧客データベースと管理画面からなるCRMシステムが導入されることとなった。
 
 なお、同ミニアプリの開発では、会員証機能を持つアイリッジの「FANSHIP forミニアプリ」を使用。約2ヶ月半の短納期を実現した。

 今後は2022年夏頃を目処にスタイリスト向けアプリやCRMシステムを開発し、「QB HOUSE」LINEミニアプリと連携した上で、国内に500以上展開する全店舗での運用を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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