【株式市場】日経平均は77円安だが朝方の331円安から一時69円高まで切り返す

◆日経平均は2万5143円52銭(77円89銭安)、TOPIXは1784.66ポイント(9.37ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増勢を保ち8億6163万株

 3月8日(火)前場の東京株式市場は、米国の夜間取引でNY原油が反落したことなどを受けてINPEX<1605>(東1)などの資源株が反落模様となり、ここ4日続落だったファナック<6954>(東1)は反発して始まり上げ幅を広げ、東京エレク<8035>(東1)なども次第に堅調転換。日経平均は、ロシア・ウクライナの3度目の協議に進展なしとされ、取引開始直後に331円19銭安(2万4890円22銭)まで下げて2020年11月以来の2万5000円割れとなったが、あとは回復に転じ、午前10時15分頃に69円92銭高(2万5291円33銭)まで上げる場面を見せ、前引けは小安いが2万5000円を保った。

 ウクライナ情勢を巡っては、両国外相が10日にトルコで会談することに同意したと伝えられた。東京ラヂエーター<7235>(東2)がストップ高となり、親会社マレリHDの事業再生に関し東ラヂの株式売却の方針との一部報道など材料視。アスカネット<2438>(東マ)は業績予想の増額修正が好感され急伸。ワットマン<9927>(JQS)は株式分割と増配など好感され急伸し一時ストップ高。

 東証1部の出来高概算は昨7日都道レベルの増勢を保ち8億6163万株、売買代金は1兆9386億円。1部上場2180銘柄のうち、値上がり銘柄数は821銘柄、値下がり銘柄数は1266銘柄。

 また、東証33業種別指数は10業種が値上がりし、電機機器、倉庫運輸、サービス、機械、ガラス土石、金属製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る