【株式市場】日経平均は162円安で反落模様、一時337円安から持ち直す

◆日経平均は2万7987円20銭(162円64銭安)、TOPIXは1974.73ポイント(6.74ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億9008万株

 3月28日(月)前場の東京株式市場は、中国・上海市で新型コロナ拡大によるロックダウン開始とされたことや前週末のNY株式市場でNASDAQ指数や半導体株が下げたことなどを受け、ファナック<6954>(東1)や東京エレク<8035>(東1)などが軟調になり、日経平均は66円安で始まり午前10時に337円17銭安(2万7812円67銭)まで下押す場面があった。一方、トヨタ自<7203>(東1)や三菱重<7011>(東1)、日本航空<9201>(東1)などは総じて堅調で、INPEX<1605>(東1)も高い。日経平均の前引けは反落模様だが次第に持ち直した。

 大豊建<1822>(東1)が2日連続大幅高となり(株)麻生からの出資など連日買い材料視。フライトHD<3753>(東2)はマイナンバーカードによる公的個人認証サービスに関する主務大臣認定の発表が好感され一時ストップ高の急伸。イメージ・マジック<7793>(東マ)は第三者割当増資をみずほ証券が応じる旨の通知との発表や一部メディアの社長インタビューが注目されて急出直り。文教堂GHD<9978>(JQS)は急伸し、同社株が動く際の買い材料の定番になっている村上春樹氏の小説を題材にした日本映画の米アカデミー賞が今日にも決定とされ思惑買い。

 東証1部の出来高概算は5億9008万株、売買代金は1兆3824億円。1部上場2181銘柄のうち、値上がり銘柄数は774銘柄、値下がり銘柄数は1290銘柄。

 また、東証33業種別指数は14業種が値上がりし、空運、石油石炭、鉱業、倉庫運輸、保険、不動産、輸送用機器、電力ガス、水産農林、その他金融、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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