キャンバスは2段上げ相場に入ったとされ一段と強含む、希薄化の懸念を消化、『CBP501』臨床第3相試験の可能な限り早期開始など好感

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■一段目と同じ上げ幅になる場合1600円台をイメージの見方

 キャンバス<4575>(東証グロース)は12月7日の後場、一段と強含む相場となり、13時にかけて9%鷹の1315円(114円高)まで上げ、3日ぶりに2019年以来の高値を更新している。11月28日付で、開発中の膵臓がん3次治療を対象とした『CBP501』の臨床第2相試験早期終了と臨床第3相試験の可能な限り早期開始を発表し、以後、一段上値を指向する相場が続いている。週足では2段上げ相場に入ってきたようで、一段目と同クラスの上げ幅になると仮定する場合、1600円台への上げがイメージできるとの見方が出ている。

 その後、12月5日には、「マネジメントブログ更新」として「『企業価値を向上するためのファイナンス』は未だ途上です」と発表したため、新株予約権の発行を予告したのではと受け止める動きがあり、これによる発行株数の希薄化が気にされた様子だが、再び上値を追ってきたため、この懸念は織り込まれたと見られている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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