【株式市場】日経平均は朝方の166円安から持ち直し79円安、防衛費増額関連株など活況高

◆日経平均は2万7821円12銭(79円89銭安)、TOPIXは1958.91ポイント(2.65ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は4億7946万株

 12月12日(月)前場の東京株式市場は、トヨタ<7203>(東証プライム)が来年の早い時期にEV(電気自動車)の新戦略を策定へとの報道などを受けて上げ、川崎重工<7012>(東証プライム)は防衛費増額や液化水素に関する関西電力<9503>(東証プライム)との連携などを受けて4年ぶり高値など、注目材料への反応が強い相場となり、商船三井<9104>(東証プライム)などもしっかり。中国でのゼロコロナ対策一段緩和などを受け資生堂<4911>(東証プライム)、JR東海<9022>(東証プライム)が続伸した。日経平均は朝寄り直後の166円35銭安(2万7734円66銭)を境に持ち直し、前引けの下げ幅は70円台にとどまった。

 日本駐車場開発<2353>(東証プライム)や鎌倉新書<6184>(東証プライム)、アグロカネショウ<4955>(東証プライム)、ファンドクリエーショングループ<3266>(東証スタンダード)などが活況高となり、四半期決算や自社株買い、業績・配当予想の増額修正を好感。細谷火工<4274>(東証スタンダード)や石川製作所<6208>(東証スタンダード)、伊勢化学<4107>(東証スタンダード)は防衛費増額、継戦能力重視などの報道を受け活況高。

 東証プライム市場の出来高概算は4億7946万株、売買代金は1兆1740億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は869銘柄、値下がり銘柄数は841銘柄。

 また、東証33業種別指数は11業種が値上がりし、海運、その他金融、空運、パルプ紙、銀行、電力ガス、輸送用機器、証券商品先物、石油石炭、ゴム製品、サービス、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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