塩野義製薬は通期連結営業利益の23%増額修正など好感され動意強める

■当期利益は従来予想を20%上回る1700億円の見込みに

 塩野義製薬<4507>(東証プライム)は1月30日、13時頃から動意を強め、6403円(64円高)まで上げて出直りを指向している。13時に第3四半期決算と今3月期の連結業績予想の増額修正を発表し、注目が再燃している。英ViiV Healthcare Ltd.(ヴィーブ社)によるHIVフランチャイズの売上が新製品を中心に大きく伸長したことなどを要因に、今3月期の連結営業利益は2022年10月に発表した予想を22.5%上回る1470億円の見込み(前期比33.3%増)に見直した。親会社の所有者に帰属する当期利益は同19.7%上回る1700億円の見込み(同48.9%増)に見直した。

 第3四半期累計期間(2022年4~9月)は、日本国政府による新型コロナウイルス『COVID-19』治療薬ゾコーバの200万人分の購入が行われ1000億円の売上収益を計上したことなどにより、売上収益が前年同期比54.1%増加し、営業利益は2.4倍に急拡大した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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