ispaceは「月面に散乱した破片」の解析に期待強まる様子で一段と出直り強める

■4月に月着陸失敗したが破片見つかり次回に手がかりの見方

 ispace<9348>(東証グロース)は5月25日、一段と出直りを強める相場となり、前場に18%高の1635円(253円高)まで上げて戻り高値を更新し、後場は13時を過ぎても13%高の1562円(180円高)前後で売買されて値幅妙味を発揮している。民間の月面探査プログラム『HAKUTO-R』を推進し、4月26日に行った月面着陸ロボットの月着陸は失敗と発表済み。しかし、5月24日になって「月面に散乱した破片のようなもの確認、着陸失敗のアイスペース月着陸船か、NASAが画像公開」「今後、数か月かけて詳細な分析を進める」(読売新聞オンライン5月24日)などと伝えられ、分析が進むことで次回に向けたデータなどが得られる可能性が出てきたと受け止められている。

 株式上場は23年4月12日で、初値は1000円。民間初の月面着陸ロボットへの期待から4月19日に2373円まで上げたが、5月12日に一時793円まで下押したが、決算説明会などで次のミッションの受注見通しなどに大きな変更はないことなどを示し、株価は持ち直している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  2. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  3. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  4. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  5. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  6. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る