ジーテクトが一段高、DOE(株主資本配当率)導入などの中長期戦略を好感

■現在「Tier1」サプライヤー、さらに「Tier0.5」めざす

 ジーテクト<5970>(東証プライム)は6月19日、一段高で始まった後もジリ高基調を続け、午前9時30分には12%高の1662円(182円高)まで上げ、4ヵ月半ぶりに年初来の高値を更新し、2021年8月以来の1600円台に進んでいる。16日の夕方、一つ上のステージである「Tier0.5」への業態変革とDOE(株主資本配当率)3.0%をめざす中長期戦略を発表し、期待が強まった。

 発表によると、自動車産業が100年に一度の変革期を迎える中、今期より、一次メーカーと言われる現在の「Tier1」サプライヤーから、一つ上のステージである「Tier0.5」へ業態を変革させることを事業戦略に掲げた。数値目標として、連結売上高は、2023年3月期の3143億円を26年3月期に3500億円、31年3月期に4000億円とし、営業利益は23年3月期の128億円から26年3月期に180億円、31年3月期に280億円とした。株主還元についても、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目的として、今般、新たにDOE(株主資本配当率)を指標として導入し、目標値として31年3月期にDOE(株主資本配当率)3.0%をめざすとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る