乾汽船は決算発表後の下げ幅を7割回復、「半値戻しは全値戻し」実現なるか注目集まる

■業績予想の下方修正もあり300円下げたが200円超を奪回

 乾汽船<9308>(東証スタンダード)は8月23日、前後場とも次第高の相場となり、13時30分を過ぎては9%高の1340円(112円高)まで上げて3日続伸基調の出直り継続となっている。8月10日の四半期決算発表後に300円幅で急落したが、その後は持ち直して23日はこの下げ幅の7割を回復。「半値戻しは全値戻し」というジンクスが実現するかどうか注目を強める動きがある。

 8月10日の第1四半期決算発表では、同時に第2四半期・3月通期の業績予想の下方修正も発表した。2024年3月期の連結営業利益は従来予想の約6分の1の6億21百万円へと大幅に減額した。株価は翌15日に1104円まで下押し、発表前の値段(10日終値1404円)から300円安となったが、これを安値にジリジリ持ち直している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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