クリーク・アンド・リバー社、JANコードで売れない商品を分析し接客力を向上、JAN8との協業でZ世代販売職の成長実感につなげる

■C&R社のファッション分野のグループ企業インター・ベル

 プロフェッショナル・エージェンシー事業を展開するクリーク・アンド・リバー社<4763>(東証プライム)のファッション分野の子会社であるインター・ベル(IB)は、JAN8のJANコード※ⅰを活用した販売管理アプリケーション「JAN8 CS(ジャンエイト シーエス)」で、アパレル店舗で売れなかった商品の理由を分析し、Z世代※ⅱを含めた若手販売職の育成に結び付ける取り組みを開始した。

■インターベルの取り組み概要

【JAN8 CSを活用した接客力向上の流れ】
1:JAN8 CSのアプリを端末(スマートフォン)にダウンロード
2:JANコードと店舗・EC店舗商品の紐づけ
3:来店客とのコミュニケーションや試着などの記録を登録
4:売れなかった商品に着目して記録データの分析
5:データについて店長や他のスタッフとのディスカッション
6:改善ポイントの確認と実施で販売力向上
7:本部での教育研修メニュー開発や改善に反映
8:他社向け教育研修メニューの開発(※計画)
9:マーケティングデータとしての活用(※計画)

 JAN8 CSではJANコードを読み取り、アプリに性別や年齢、試着や購入の記録のほか、購入しなかった理由や気になった点などを入力してデータ化する。個人情報は取得しない。

※ⅰ JANコード:Japanese Article Numberの略で、店舗で販売している商品についているバーコードのこと。13桁数字の標準タイプと、8桁数字の短縮タイプの2種類がある。
※ⅱ Z世代:一般的に1990年半ばから2010年代生まれの世代」を指す。おおよそ25歳以下の若い世代を指すことが多い。
※ⅲ OMO接客:Online Merges with Offlineの略。EC(オンライン)と店舗(オフライン)を垣根なくつなげる接客や販売のこと。

 「JAN8 CS」は、来店した顧客が手に取った商品のJANコードと、販売職が顧客と会話した記録を結び付けて登録し、販売管理につなげるファッション分野専門のアプリケーションサービスである。店舗とECの商品情報を一括管理するOMO接客※ⅲにより、販売ロス削減やサステナブルな在庫管理、販売職の接客向上につなげることを目的として開発されている。

 IBは、メーカー直営店やアパレル専門店の運営受託や販売職の派遣事業を展開しており、現在数多くのアパレルショップと取り引きしている。今回の「JAN8 CS」の導入で、アプリに試着をしたものの購入されなかった商品や声掛けした反応という顧客の様子を商品のJANコードと共に端末に記録することで、売れなかった商品の課題や販売職の提案力などの問題の可視化をすることが可能となる。

 これにより、販売や接客向上のための施策を確認しやすくなるだけでなく、自己改善することで販売職が成長を実感することができる。すでに本年4月中旬より、IBが運営担当するスポーツメーカー直営店などで運用の検証をしており、今秋より本格的に店長と販売職との面談やIB本社の教育研修での活用を進めていく予定である。

 またIBでは、将来的に「JAN8 CS」を活用した販売職教育手法のパッケージ化を目指していく。さらに、売れない商品を売れる商品に変えるマーケティングプランの提案にまでサービスを拡大していくことを検討している。

 IBでは、アパレル業界のリテールプロデュース企業として、販売職のエージェンシーだけでなく、独自講義や動画による教育研修や販売職のレベル向上に貢献するベル検定(研修)の実施、SNS運用によるブランド力の向上、店舗の企画・運営代行などを行い、人の能力向上を通じたアパレル業界の発展を目指していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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