ソースネクストは証券コンプライアンス強化に貢献、東証コンピュータシステムと音声認識エンジンを活用した新サービスを開始

■電話商談の録音データをテキスト化し、金商法抵触ワードの監査を自動化

 ソースネクスト<4344>(東証プライム)は15日、同社の文字起こしAI「AutoMemo(オートメモ)」の音声認識エンジンを搭載する「東証コンピュータシステム 通録AI分析サービス」の販売を開始したと発表。同サービスの企画・販売は、東証コンピュータシステムで行なわれる。証券会社における電話商談の録音データをテキスト化することで、金商法抵触ワードの監査を自動化する。

■全量通話のチェックや属人化排除に貢献

 証券会社は、関連する法律や諸規則、金融庁ガイドラインに基づいて営業活動を行っており、役職員の言動確認は重要な課題となっている。しかし、従来はサンプリングチェックやコンプライアンス担当者のノウハウに依存しており、全量通話のチェックや属人化排除が課題となっていた。

 「通録AI分析サービス」では、ファイルサーバに格納されている全営業通話データ(録音データ)を投入し、テキストへ変換、および抵触ワード有無判定が自動で行われる。これにより、全量通話のチェックが可能となり、属人化によるチェック漏れの防止に貢献する。

 ソースネクストは、今後も音声認識の可能性を拡大するために、他社へのAutoMemoエンジンの提供を積極的に進めていくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る