【株式市場】後場は下げピッチ弱まるが日経平均は一時983円安まで下押し4月21日以来の安値

株式

◆日経平均は2万8608円59銭(909円75銭安)、TOPIXは1905.92ポイント(46.35ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億8914万株

 5月11日(火)後場の東京株式市場は、前場上げた味の素<2802>(東1)が引き続き自社株買いなどを手掛かりに値を保つなど、材料のあるディフェンシブ銘柄に底堅さがみられたが、日経平均はジリ安基調が止まらず、14時にかけて982円98銭安(2万8535円36銭)まで一段安となった。大引けは小戻したが前日比で大幅反落。下げ幅は2月26日の1202円安以来の大きさ。一時4月21日以来の2万8500円台となった。

 後場は、13時過ぎに決算発表のALSOK<2331>(東1)、日清食品HD<2897>(東1)が急激に強含み、14時に発表した三菱ガス化<4182>(東1)、ノリタケ<5331>(東1)は一気にプラス転換。岡本工作機械<6125>(東2)は7日の発表が連日好感され続伸一段高。芝浦電子<6957>(JQS)は一時ストップ高のあとも急伸のまま活況。キャリア<6198>(東マ)はワクチンの大規模会場接種の運営受託と報じられて大引けまで買い気配のままストップ高。

 東証1部の出来高概算は12億8914万株(前引けは6億1649万株)、売買代金は2兆9568億円(同1兆3947億円)。1部上場2191銘柄のうち、値上がり銘柄数は169(前引けは330)銘柄、値下がり銘柄数は1989(同1770)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は海運1業種のみ(前引けは電力/ガス1業種のみ)にとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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