さくらインターネットが一段高、『政府クラウド』関連で今年の株式市場の「テ―マ株」の見方

■1年で7倍近い値上がりだが時価総額増え機関投資家の買い強まる余地

 さくらインターネット<3778>(東証プライム)は1月16日、一段高となり、15%高の3550円(450円高)まで上げて株式分割を考慮した2010年以降の高値を連日更新し、午前10時を過ぎても3400円前後で売買されている。15日付で、デジタル庁の『政府クラウド』に認定された「さくらのクラウド」に関わる新製品を発表など期待材料が豊富な上、生成AI関連銘柄として今年・2024年の株式市場の「出世テ―マ株」と位置付ける動きもあるもよう。息の長い成長株としての期待が強いようだ。

 株価は2023年初の500円前後から7倍に近い値上がりとなっており、目先は一服しても不自然ではないとの見方が出ている。ただ、値上がりにともなって時価総額も増加しており、直近は1200億円を超えてきた。機関投資家の大口資金をこなせる規模になったとの見方があり、機関投資家の買いが強まる可能性が言われている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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