シナネンホールディングス、グループ初となるソーラーシェアリングの自社運営を開始

■農業と発電を両立、再生可能エネルギー由来の発電システムを普及

 シナネンホールディングス<8132>(東証プライム)のグループ会社は、総合エネルギーサービス企業グループとして、再生可能エネルギー事業やクリーン電力の販売事業等を通じ、2025年の脱炭素社会(カーボンニュートラル)の実現に向け全国で太陽光発電施設を開発・運営してきたが、このたびソーラーシェアリングに進出。その第1号案件として、シナネンファシリティーズ(埼玉県桶川市)が、茨城県鹿嶋市のソーラーシェアリングをセカンダリーで購入し、運営を開始した。

 ソーラーシェアリングは、農地に太陽光発電設備を設置し、農作物を栽培しながら、発電を行う取り組みである。これまで日本国内においても太陽光発電設備の設置が進んでいるが、新設にあたっての適地は減少傾向にある。その一方で、全国の耕地面積は432万5,000haにのぼり、今後の太陽光発電設備の新設にあたり農地の有効活用が期待されている。

 シナネンファシリティーズは、シナネンホールディングスグループの事業会社で、新規事業分野として環境ソリューション事業に取り組んでおり、環境対応として、亜臨界水反応装置、バイオ炭事業等を手掛ける。また、再生可能エネルギーの普及促進として、太陽光発電の開発・運営等にも取り組み、ソーラーシェアリングを再生可能エネルギー普及の一つとして注力し、同ソーラーシェアリングにおける発電設備の運営を担う。発電能力49.5KWで、発電した電力は、FIT(固定価格買取制度)を利用して売電する。また、同発電所ではにんにくを栽培している。

【同ソーラーシェアリングの概要】
発電所名:鹿嶋清水発電所
所在地:茨城県鹿嶋市清水1899-1
土地面積:1,007㎡
発電出力:49.5KW
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る