【株式市場】日経平均は291円安となり2日続落、超低金利の「出口」意識され後場一段軟化、銀行株は高い

◆日経平均は3万6226円48銭(291円09銭安)、TOPIXは2529.22ポイント(12.85ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は15億6297万株

 1月24日(水)後場の東京株式市場は、3、4月にも現在の金融緩和策の修正が始まるとの観測から買い手控え感が漂う中で、みずほFG<8411>(東証プライム)や第一生命HD<8750>(東証プライム)が一段ジリ高など、金利上昇が追い風になる銀行、保険株の上げが目立ち、紙パ株の一角も一段ジリ高となり、東京エレク<8035>(東証プライム)などの半導体関連株もNY市場での半導体・AI株高を受けて堅調に推移。日経平均は252円安で始まったあと一段と下値を探り、13時にかけて412円68銭安(3万6104円89銭)まで下押して14時半頃まで一進一退を続けたが、終盤は持ち直し傾向で大引けは2日続落となった。

 後場は、九州フィナンシャルグループ<7180>(東証プライム)や青森銀のプロクレアホールディングス<7384>(東証プライム)も一段ジリ高など地銀株の上げも活発化し、ゆうちょ銀行<7182>(東証プライム)も一段高。櫻護謨<5189>(東証スタンダード)は業績・配当予想の増額が好感されて大引けまで終日ストップ高買い気配。イクヨ<7273>(東証スタンダード)は筆頭株主の要求に思惑買い続き11時頃に3日連続ストップ高に達したまま大引けまで買い気配。イメージ ワン<2667>(東証スタンダード)はドローン測量に注目とされ一段高。サークレイス<5029>(東証グロース)は新サービス開始が好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は15億6297万株(前引けは7億9020万株)、売買代金は4兆3243億円(同2兆2730億円)。プライム上場1658銘柄のうち、値上がり銘柄数は469(前引けは428)銘柄、値下がり銘柄数は1148(同1182)銘柄。

 東証33業種別指数は4業種(前引けは3業種)の値上がりにとどまり、銀行、保険、パルプ紙、鉱業、が上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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