ニップンが上場来の高値を更新、株主優待の株数を「500株以上」から「200株以上」に緩和、業績予想を増額修正

■第3四半期は営業利益88%増など大幅増益

 ニップン<2001>(東証プライム)は2月7日、続伸基調で始まり、取引開始後に2375円(73円高)をつけて約2か月ぶりに上場来の高値を更新、その後も2300円台で売買活況となっている。6日の16時に発表した第3四半期連結決算(2023年4~12月・累計)の営業利益が前年同期比88.2%増加など、各利益とも大幅増益となり、3月通期の連結業績予想を増額修正し、株主優待制度の一部変更(拡充)も発表、買い先行となっている。

 株主優待の対象となる保有株式数を現在の「500株以上」から「200株以上」に引き下げ、24年3月31日現在の当社株主名簿に記載または記録された株主から適用するとした。

 今期・24年3月期・通期の連結業績予想は、原材料及び各種コストの上昇や拡売のための戦略コストが増加しているものの、コストの上昇にともない実施した価格改定、冷凍食品類の販売数量伸長、中食事業の堅調な推移、生産性の改善によるコストダウンなどにより、利益面で23年11月に開示した予想を上回る見込みとなった。売上高は従来予想を据え置いたが、営業利益は従来予想を8.6%上回る見込みに見直し、親会社株主に帰属する当期純利益は有価証券売却益も加わり同69.0%上回る見込みに見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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