山崎製パンが上場来の高値に進む、12月決算好調で自社株買いも好感

■値上げと同時に2極化・3極化戦略によって価格帯に隙のない製品対応

 山崎製パン<2212>(東証プライム)は2月15日、一段高で始まり、取引開始後は11%高の3915円(385円高)をつけて約1か月ぶりに上場来の高値を更新している。14日の15時に発表した12月決算(2023年12月期)が大幅増益だった上、17時前に自社株買い(自己株式の取得)も発表し、好感買いが再燃している。

 23年12月期は、7月1日出荷分から一部の価格改定を実施した中で、「改定と同時に2極化・3極化戦略によって、これらを下支えする製品を準備して価格帯に隙のない製品対応を推進したこともあり、業績は好調に推移」(決算短信より)した。今期・24年12月期の連結業績予想は、売上高を1兆2230億円(前期比4.0%増)とし、営業利益は480億円(同14.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は315億円(同4.4%増)とした。

 自社株買いは、350万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.69%)を上限に、2月15日午前8時45分の東証自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)に買付けを委託して実施する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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