ペプチドリームは大幅反発、今期の大幅増益予想に注目集まり保有株式のTOBへの応募・譲渡益も材料視

■今12月期は営業利益55%増など大幅回復を想定

 ペプチドリーム<4587>(東証プライム)は2月15日、急反発で始まった後も出直りを強める相場となり、午前10時10分過ぎに18%高の1471.5円(228.0円高)まで上げ、大幅反発となっている。14日の15時30分に12月決算(2023年12月期)と保有株式の譲渡による約105億円の受領見込みを発表し、買い材料視されている。

 23年12月期の連結決算は各利益とも減益だったが、今期・24年12月期の予想は売上収益21.9%増、営業利益55.0%増などと大幅に回復する見込みとした。また、同社が株式を保有するRayzeBio,Inc.(RayzeBio社)にブリストルマイヤーズ(Bristol Myers Squibb Company)がTOB(株式公開買付)を行うことにともない、保有株式の全部をこのTOBに応募するとし、本公開買付が成立した場合には第1四半期に売却対価約105億円を受領する見込みとした。連結会計(国際会計基準)では「その他の包括利益」として時価評価額の増加分が反映されているため24年12月期の連結業績への影響は軽微としたが、円安が進めば手取りが増えるため注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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