マーケットエンタープライズの出直り目立つ、営業外収益などで6月決算への期待強まる

■タンザニア最大規模の国際見本市「サバサバ」(スワヒリ語で7月7日)出展、アフリカも強化

 マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は7月7日、次第高となり、午前10時過ぎには6%高の1518円(82円高)まで上げ、7月1日以来の1500円台を回復している。アフリカの農業発展に向け、タンザニア最大規模の国際見本市「サバサバ」(スワヒリ語で7月7日は「sabasaba(サバサバ)の日」、開催期間は6月28日から7月13日)に中古農機具を出展と発表済みで中長期的な期待があるほか、直近は「営業外収益(デリバティブ解約益)96百万円の計上を7月3日に発表、開示済みの6月決算予想には織り込んでいないとしたため、業績上振れ期待が出ている。

 業績は好調で、2025年6月期・第3四半期の連結決算は、「ネット型リユース事業およびモバイル事業が収入をけん引。2Qに引き続き、売上高・売上総利益とも過去最高を更新」(決算説明資料より)した。6月通期の決算発表は8月14日を予定し、投資フェーズから回収フェーズへの移行による黒字体質化が固まる見通し。通期の連結業績予想は、当期純利益が5期ぶりに最高を更新する数字を掲げている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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