さくらインターネットが高値を更新、米半導体・AI関連株高に乗りデータセンター市場の拡大、経済安保も買い材料に

■経産省の「特定重要物資クラウドプログラムの供給確保計画」に認定

 さくらインターネット<3778>(東証プライム)は3月1日、再び一段高となり、午前11時過ぎに15%高の7420円(970円高)まで上げ、2日ぶりに株式分割を考慮した2010年以降の高値を更新している。データセンター市場の拡大、米国の半導体・AI関連株高に乗る上、『さくらのクラウド』が経済産業省の「特定重要物資クラウドプログラムの供給確保計画」に認定(2月20日発表)などで、サイバーセキュリティ面での経済安保推進政策に沿う銘柄としての注目度も強い。1日は、「LINEヤフー行政指導へ、総務省、情報漏洩相次ぎ」(日本経済新聞3月1日付朝刊)と伝えられたことも買い再燃の一因になったとの見方が出ている。

 データセンター市場はチャットAIの利用拡大とともに急拡大しているとされ、2月中旬には、さくらインターネットが今後5年間で最大1000億円を投じて能力を増強する方針と伝えられ注目を集めた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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