【株式市場】前場の日経平均は717円高、米半導体株高など受け3日ぶりに取引時間中の最高値を更新

◆日経平均は3万9883円86銭(717円67銭高)、TOPIXは2706.18ポイント(30.45ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億8455万株

 3月1日(金)前場の東京株式市場は、NYダウの4日ぶり反発、S&P500とNASDAQの最高値更新などが好感され、北米景気関連株や半導体関連株が全面高となり、トヨタ<7203>(東証プライム)や信越化学<4063>(東証プライム)、東京エレク<8035>(東証プライム)などが実質上場来の高値を更新。また、政策保有株の持ち合い解消期待や金融政策の正常化期待などで第一生命HD<8750>(東証プライム)、みずほFG<8411>(東証プライム)なども高値を更新した。鉄鋼、石油、商社、海運、不動産株なども高い。日経平均は88円高で始まり、次第に上げピッチを強めて午前10時10分過ぎには上げ幅500円台を超え、前引け間際には721円92銭高(3万9888円11銭)まで上げ、取引時間中の過去最高値を3日ぶりに更新。終値ベースでの最高値も上回っている。

 さくらインターネット<3778>(東証プライム)がプライム銘柄の値上がり率1位となり米AI株高やデータセンター市場拡大など材料視。資生堂<4911>(東証プライム)は反発し1500人規模の早期退職プランに好反応。出光興産<5019>(東証プライム)は原油市況やサーキュラーエコノミー事業などで高値更新。C&Gシステムズ<6633>(東証スタンダード)はAIによる切削条件決定支援システム開発と4月上市が好感され急伸ストップ高。ジェイドグループ<3558>(東証グロース)はNTTドコモなどとの提携が好感され急伸一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億8455万株、売買代金は2兆5785億円。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は729銘柄、値下がり銘柄数は880銘柄。

 東証33業種別指数は28業種が値上がりし、保険、鉱業、電気機器、不動産、銀行、化学、石油石炭、鉄鋼、サービス、精密機器、卸売り、機械、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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