トヨタが電池量産体制を強化、プライムアースEVエナジーを完全子会社化

トヨタ 7203 トヨタ自動車

■車載用電池の競争力向上に注力

 トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月5日、車載用電池の量産体制を強化するため、プライムアースEVエナジーを完全子会社化すると発表。これにより、ハイブリッド車用電池のみならず、電気自動車及びプラグインハイブリッド車用電池の生産も見込まれる。完全子会社化は3月下旬を予定しており、電池の需要拡大に対して柔軟に応える体制を整える。

 現在、トヨタ関連企業は、ハイブリッド車用電池を中心に量産しているが、今後は電気自動車及びプラグインハイブリッド車用電池の生産も加わる。これにより、電池の競争力を高め、電動車の商品力向上に寄与し、カーボンニュートラルの実現に貢献する。

 プライムアースEVエナジーは、約4700名の従業員を擁し、1996年の設立以来、トヨタとパナソニック ホールディングス<6752>(東証プライム)との間で出資比率の変更を経て、電池量産体制の強化を図ってきた。今後の社名変更も検討中である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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