英国宇宙庁がispaceを含む国際的な月探査プロジェクトへの資金提供を発表

■ispaceは英国宇宙庁の新たな資金提供計画を歓迎

 英国宇宙庁は2月14日に、月・火星・金星への国際的探査における英国の役割を強化するため、ispaceを含む複数のプロジェクトへの資金提供を発表した。ispaceはこの発表を歓迎し、英国宇宙庁が将来的な月でのISRU活動の可能性と重要性を示していると捉えている。また、ispace EUROPE S.A.はレスター大学とのペイロード輸送サービス契約締結に向けた交渉を継続中である。

 ispace代表取締役CEOの袴田武史は、シスルナ経済圏の構築に向けた活動を続けており、今回の資金提供を通じて、英国宇宙庁が月探査における英国の役割を強化する意志を示したことを嬉しく思うとコメント。さらに、レスター大学と協力し、将来的な月探査ミッションを支える新技術の輸送に取り組むことの重要性を強調した。

 ispaceは、「Expand our planet. Expand our future.」をビジョンに掲げ、月面資源開発に取り組む宇宙スタートアップ企業である。2010年設立以来、月への高頻度かつ低コストの輸送サービスを提供し、2022年12月にはSpaceXのFalcon 9を使用してミッション1のランダーを打ち上げた。今後のミッションでは、NASAの「アルテミス計画」にも貢献する計画である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る